いぼ

いぼ

【いぼ治療】

 当院では、ウイルス性疣贅(イボ)・シミに対して液体窒素、電気凝固法などに加え、イボ削ぎ治療を行っており、難治性イボのご相談もお受けしております。大きくなってしまったイボはなかなか治療に反応しにくいですが、一緒にがんばっていきましょう。

※いぼ治療は、ヨクイニンなどの漢方の内服と液体窒素による凍結療法が基本となります。完治するまでには複数回の治療が必要となります。また、凍結療法には個人差がありますが、ある程度痛みを伴う可能性がありますので、予めご了承ください。

※難治性のいぼは、芯が皮膚の深い位置にあることが多いため、一般的な凍結療法では治療が難しい場合があります。その際は局所麻酔をして痛みを和らげながら処置したり、芯ぎりぎりまで削り込んで治療を行います。

【いぼが治りにくい方へ】

「何回も通院しているのに、いぼがなかなか治らない・・・」という方もいらっしゃるかもしれません。
治らないからと自己判断で治療を中断してしまうと、難治性のいぼになってしまったり、いぼが周りに再発したり、他の部位に感染する可能性もあります。HPV16型ウイルス(ヒトパピローマウィルス)によるいぼの場合は、子宮癌の原因となることもありますので、放置しないようにしましょう。

完治までの期間は個人差がある上、大きさや部位、状態によっても様々で、治療に長くかかることは決して珍しいことではありません。いぼの治療法は複数ありますが、液体窒素による凍結療法とサリチル酸の外用、ヨクイニンなどの漢方の服用が一般的です。基本的にいぼは一回通院すれば治るものではなく、どの治療法でも繰り返し治療を行うことが必要です。また、統計的に三週間以上治療期間を空けると治療効果が落ちるというデータもありますので、クリニックには頻繁に通うようにしましょう。尚、当院では難治性のいぼには、CO2レーザーによる焼却治療も行っている他、痛みに弱いお子様には痛くない治療を併用して行っておりますので、お気軽にご相談ください。

【液体窒素治療の基本】

液体窒素治療とは、いぼにマイナス196度の液体窒素を押し付けて患部の細胞を壊死させ、患部の下の皮膚が新陳代謝を繰り返すことにより新しい皮膚の再生を促し、いぼを除去する治療のことです。日本で行われているいぼ治療の中では一般的で効果のある治療法とされています。

【液体窒素治療の実際】

マイナス196度の液体窒素を綿棒に染み込ませ、患部に押し付けます。低温火傷で患部の細胞を壊死させるため、治療には痛みが伴います。治療後二日程度はピリピリとした痛みがありますが、その後角質が黒く変色したり血まめを作りながら徐々に落ち着いていきます。一度でいぼを除去することは難しいため、通常、一週間に一回の間隔で複数回治療を繰り返します。完治するまでの期間はいぼの大きさや状況などにより個人差があります。

【液体窒素治療後のご注意】

・治療当日は感染症を防ぐために入浴は控え、シャワーにしましょう。患部が乾き、痛みが治まれば入浴しても問題ありません。

・治療後は1日1回、抗生剤軟膏を患部に塗り、ガーゼで保護します。

・治療後に血豆のようなものができることがあります。これはいぼから出血したことによるもので、自然に水分は吸収され、カサブタとなって治ります。無理にカサブタを剥がすと、出血したりかえっていぼが大きくなってしまうこともあるので、触らないようにしましょう。

・治療後痛みが続いたり大きな血豆になってしまった場合は早めにご来院をお願いします。

・旅行などの予定がある場合は治療を控えめにすることも可能です。お気軽にご相談ください。

【いぼ削り治療】

小さないぼの場合、液体窒素療法一回でポロリと取れることもありますが、大きないぼの場合は治療を複数回行うのが一般的です。いぼ削り治療とは、液体窒素療法の治療効果を上げることを目的に、治療後の周囲の角質や患部の壊死した部分を削り取りいぼを小さくする治療です。いぼの芯が残っていればさらに液体窒素療法を行い、少しずついぼを小さくすることで完治させます。完治後は皮膚が平らになることが理想ですが、いぼのあった部分が少しへこんだようになることもあります。

顔・首にできるいぼ・シミとは?

顔や首にできるいぼには、白いつぶつぶが特徴的な稗瘤腫、汗管腫、老人性面皰や、茶色く盛り上がった形状が特徴的な脂漏性角化症、ウィルス性いぼなどがあります。また、顔や首にできるしみには、いわゆる”しみ”と言われる老人性色素斑、紫外線による炎症性色素沈着などがあります。その他、首にできることが多い軟繊維腫や、赤いぷつぷつとした形状が特徴的なルビー血管腫などがあります。

これらの症状は保険で治療をすることが可能ですが、綺麗に治療するために自由診療をお勧めする場合もあります。また、治療する前に拡大鏡でしみや腫瘤の状況をチェックし、悪性が疑われる場合は生体検査を行う場合もありますので、予めご了承ください。

顔、首に出来る代表的ないぼ、シミなど

脂漏性角化症(老人性色素斑、老人性イボ)

中年以降に発生する良性の腫瘍で皮膚の老化現象のひとつ。顔や頭、胸、背中などにできやすく、健康な皮膚の色のものから黒色のものまでと様々です。治療しなくても問題はありませんが、悪性が疑われる場合は生体検査を行います。当院では液体窒素、Qスイッチルビーレーザー、CO2レーザー(自由診療)などで治療を行っています。

軟線維腫

主に首やわきの下などにできる小さな皮膚の突出のこと。正常な皮膚の色のものや褐色のものが多く、治療は外科手術で用いられるはさみでの切除や液体窒素療法などで行います。大きい場合は局所麻酔をした上で切除した部分を縫い合わせることもあります。

稗瘤腫(ひりゅうしゅ、はいりゅうしゅ)

毛穴の奥の毛包や未発達の皮脂腺に古い角質が溜まったもの。目の下やまぶたなど皮膚の薄いところにできやすく、痛みや痒みがないのが特徴です。注射針の先などで切開して内容物を圧出しますが、出口がなく袋状になっているため、ニキビと違い、自分で潰すのは困難です。必ず病院で治療するようにしましょう。

汗管腫(かんかんしゅ)

真皮内にある汗管の増殖によりできる腫瘤のこと。女性の下瞼にできることが多く、自然に消えることはあまりありません。放っておいても問題はありませんが、外観の改善を目的にCO2レーザー(自由診療)で凸部を切除します。

いぼ・シミの治療と治療後の注意点について

<治療の注意点>
・患部の確認や悪性の有無を確認するために拡大鏡でチェックすることがあります。
・液体窒素療法は個人差がありますが、多少ピリピリとした痛みを生じます。
・CO2レーザー(自由診療)で治療を行う場合は、局所麻酔テープやクリームを使用します。

<治療後の注意点>
・液体窒素療法で治療をを行った場合、傷口は茶色や黒色のかさぶたとなります。無理に剥がすと炎症が悪化する可能性があるので、さわらないようにしましょう。
・完治した直後の皮膚は刺激に弱くデリケートなため、紫外線にあたると色素沈着を起こすこともあります。日焼け止めクリームなどを使ったり、なるべく紫外線にあたらないようにしましょう。