陥入爪・巻き爪

陥入爪とは?

陥入爪は爪の端を切りすぎたために、爪の横の皮膚(側爪郭)に爪が刺さり、痛みが出ることを言います。また、その部分にばい菌が入ると膿むこともあります。

陥入爪とは

治療法は?

まずは爪を伸ばし、爪の端を皮膚より先に出すことです。また日ごろの爪ケアとして、端を落とさず爪はスクエアカット(四角くカット)にしておくことです。

切り傷

爪が食い込んで痛みが強い場合や感染が酷い場合は、ワイヤーにて、食い込んだ爪を持ち上げ、食い込みを緩和することも出来ます。
何度も繰り返し、痛みが強い場合は、手術法もあります。

手術法

①フェノール法(軽度の場合)

食い込んでいる爪を取り除き、その部分の爪を生えなくするために、爪の根元にある爪母細胞をフェノールという液体で化学的に爪母細胞を死滅させてしまいます。

手術手順

1 指の根元に麻酔をし、指全体を痛くないようにします。

2 駆血帯を指の根元に巻き、術中の出血を抑制します。

3 爪の端の部分を抜爪し、その部分の爪母にフェノールを繰り返し塗布します。

4 十分に塗布したら、無水エタノールで中和し終了となります。

5 施術後は軟膏と塗布し包帯を巻きます。

6 自宅での洗浄と抗生剤塗布は約2週間お願いしています。

 

②田島法

食い込んでいる爪を取り除き、爪の根元(爪母)を確実にメスで切除する方法です。

手術手順

1 指の根元に麻酔をし、指全体を痛くないようにします。

2 駆血帯を指の根元に巻き、術中の出血を抑制します。

3 爪の端の部分を抜爪し、その部分の爪母を確実にメスで切除します。

4 止血後、切除した爪母部分を縫合します。

5 施術後は軟膏と塗布し包帯を巻きます。

6 手術次の日に、傷の具合を再診させて頂きます。その後は自宅での洗浄と抗生剤塗布は約2週間お願いしています。2週間後抜糸に来て頂きます。

 

巻き爪とは?

爪が湾曲して、変形することから痛みが生じます。原因は末節骨(骨)の変形に伴い、爪の下の皮膚(爪床)が湾曲するので、それに沿って爪が生えるので爪も湾曲します。

陥入爪とは

治療法

①ワイヤー法

ワイヤーで湾曲した爪を起こして平らにする方法がありますが、ワイヤーを外すと、結局元の爪の形に戻ることが多いようです。

②手術法

抜爪し、爪の下の皮膚(爪床)を皮弁として起こし、巻き爪の原因となっている末節骨を平らに削ります。起こした皮弁を裏から切開(スリット)を入れ、横に引き延ばし細くなった爪床を伸ばし、末節骨の上に戻し、縫合します。

手術手順

1 指の根元に麻酔をし、指全体を痛くないようにします。

2 駆血帯を指の根元に巻き、術中の出血を抑制します。

3 抜爪し、爪の下の皮膚(爪床)を末節骨骨膜上で根元まで起こします

4 湾曲した末節骨を平らに削ります。

5 起こした皮弁の裏からスリットを入れ、細くなった爪床を広げます。

6 削った末節骨上に皮弁を戻し、縫合します。

7 軟膏を塗って、包帯を巻きます。

8 抜糸は2週間後です。